Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On for T500RS

Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On for T500RS
昨年発売されたFerrari F1 Wheel Integral T500のステアリング単体商品が本日発売。
さっそくMSYから到着しました。
ステアリング単体で約2万円。箱にコレクターズアイテムとも書いてあります。
早速チェック&セットアップしました。

結論から申し上げますと、G25/27で十分。というかT500は不要なんじゃないか?
という感じです。


Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On for T500RS
外観
広報写真ではわからなかったのですが、ステアリング中央に集中しているダイアル類はなんとダミー。
さらにLEDのレブメータなども省略されています。
ちなみに以下の写真はF150°の実物。

Actual F150° Steering Wheel (2011)
わかりやすいようにダミーボタンを整理してみますと、以下のような感じになります。

Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On
Additional Dummy Gimmicks 
また、各所のボタン表面は安っぽいシールです。
Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On
Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On
左右のロータリーダイヤルは「カーソルキー(POV扱い)として」機能します。

Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On
トグルスイッチはモーメンタリスイッチです。
ダミー以外の各種スイッチはお金がかかっており、フィーリングは良好。
重ね重ね、質感を台無しにするダミーダイヤルは残念。

Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On
裏のバタフライスイッチは左右連結されているタイプで同時入力はおそらく不可能。
クリック音が大きめでシフトのたびにカチャカチャ音が気になるタイプ。

Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On
 裏はそっけない。
重さはT500 RS純正ステアリングの三分の2くらいの重さ。

Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On
Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On
Advanced (Ferrari F1 Wheel Integral T500) Mode

T500のステアリングを変更して、PCにプラグした時点で新しいデバイス扱いでドライバがセットアップされます。
コントロールパネルも自動的に変更になっています。


F1 2011にて操作性チェック

「バタフライシフトがステアリングについてくる」というあたりまえの事がようやくT500で実現したことは評価できますが、そもそも最初からこうしろよと言いたくなる気分。

どうやらデバイス的に別物扱いされているようで、T500RSをデフォルトで認識していた F1 2011 では自動検出できませんでした。
F1 2011においてはデフォルトですべての操作をステアリングだけで操作不能。

(F1 2011補足)

コントロールパネルにてNormalModeとAdvanceModeに切り替えすることでT500RSモードとFerrari Integralモードを切り替えることができるようです。
Normal Mode にしてF1 2011 を起動すれば T500として検出されます。
Thrustmaster Ferrari F1 Wheel Add On
Normal (T500 RS) Mode
デバイス名が画像のように変化します。
Normal Mode時のデバイス名

Advance Modeのデバイス名


Normal Modeはボタンの数が減りますが、"T500 RS"として認識するため、F1 2011など デフォルトでT500 RSに対応しているゲームでカーソルキーやスタートボタンなどが機能します。

Advance Modeではすべて自前で割り当てる必要があるばかりかメニュー操作などキーボードを併用する必要があり不便極まりありません。
ちなみに F1 2011やDirt3ではゲーム起動時にデバイスの「スタートボタン相当」のボタン入力をもってデバイス設定を活性化させるのですが、Normal Mode時のスタートボタンは「WET」ボタンになります。
 
Thrustmasterのサポートページに解説があります。

Inside SimRacing のビデオもわかりやすい


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